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珠取獅子のお色直し。

 「唐津くんち」は、唐津神社の秋季例大祭です。毎年、11月2日の夜から4日まで行われます。佐賀県の「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」と並んで大イベントです。期間中14町の曳山が勇壮に市内を駆け回ります。
 この曳山は、「漆の一閑張り」という技法で製作されている。その製法は、まず粘土で型を取った後、その上から良質の和紙を200枚くらい張り重ねて厚みを作ってから中の粘土を取り外す。その和紙の上から漆を塗るが、下地を7、8回塗ってから、中塗り、上塗りを重ね、その上に金箔や銀箔を施して仕上げている。特殊な技法ですので、修復にもお金が掛かり簡単には出来ません。

 今回、京町の「珠取獅子」の塗り替えが25年ぶり行われました。獅子の体はこれまで黒に近い緑色だったが、松の葉のような鮮やかな色となりまさに生まれ変わったような雰囲気です。

修復前の珠取獅子
修復前の珠取獅子

解体作業作業中
解体作業作業中


修復後の珠取獅子

修復後の珠取獅子


珠取獅子の塗替お披露目①



珠取獅子の塗替お披露目②



珠取獅子の塗替お披露目③




珠取獅子の塗替お披露目④




珠取獅子の塗替お披露目⑤




珠取獅子の塗替お披露目⑥



珠取獅子の塗替お披露目⑦


珠取獅子の塗替お披露目⑧



◎佐賀新聞(2008/10/06)
 唐津くんち「珠取獅子」塗り替えお披露目

 唐津くんちで奉納される京町の12番曳山(やま)「珠取獅子(たまとりじし)」の塗り替え作業が終わり、5日、唐津市内でお披露目された。塗り替えは25年ぶりで、鮮やかな緑色の輝きがよみがえるとともに、勇ましさが一段と増した。

 珠取獅子は1875年製作。塗り替えは1983年以来で、表面の漆(うるし)と金箔(きんぱく)をすべて新装した。獅子の体はこれまで黒に近い緑色だったが、松の葉のような鮮やかな色になり、曳(ひ)き子らは「一回り大きく見える感じがする」と喜んだ。

 市ふるさと会館「アルピノ」であった記念式典には各町の曳山幹部ら約120人が集まり祝福。曳き子らは笛や太鼓を演奏、市内に曳山を曳き回し、11月2―4日の本番に気持ちを高めた。



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