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核燃料貯蔵施設 呼子区長会「反対」

核燃料貯蔵施設 呼子区長会「反対を」 風評被害懸念 唐津市に要請書提出
西日本新聞(2009/04/07)

核燃料貯蔵施設 呼子区長会「反対」 九州電力が原子力発電所の使用済み核燃料を一時保管する中間貯蔵施設について、設置に向けた調査検討を中期経営方針(2009‐11年度)に盛り込んだことをめぐり、玄海原発(佐賀県玄海町)に隣接する同県唐津市の呼子町区長連絡協議会は7日午前、同市や同町への設置に反対するよう求める要請書を同市に提出した。「観光唐津のイメージを傷つけ、農海産物の風評被害を招く」としている。

 午後には九電にも要請書を提出。8日には、町長が中間貯蔵施設誘致に前向きな姿勢を表明した玄海町にも同様の要請をする。

 呼子町は玄海原発から約5キロに位置し、イカの生き作りで知られる観光と漁業の町。九電の中間貯蔵施設に対し、原発周辺住民の組織的な反対表明は初めて。

 要請書は区長全18人の連名で、「玄海原発周辺の市民の同意を得ないままプルサーマル発電を実施し、中間貯蔵施設も設置するのは住民無視」と非難。「再処理工場の見通しがない核燃料サイクルは事実上破綻(はたん)しており、中間貯蔵施設が永久貯蔵施設になる恐れがある」と主張している。

 この日は代表の区長6人が、市役所に要請書を届けた。大森登至郎会長(69)は「事故があれば呼子の観光客はゼロになる。九電は安全と言うなら都市部に施設を持っていけばいい」と、中間貯蔵施設やプルサーマル発電への不安感を強調した。

 玄海町の岸本英雄町長は今年3月初旬、「中間貯蔵施設をそろそろ議論すべき時期だ。九電から町内への建設について打診があれば検討する」と表明している。

 九電にプルサーマル計画の実施許可が下りた2005年9月には、旧呼子町などの4漁協が玄界灘に漁船約140隻を出して、玄海原発を囲む海上デモをしている。

【写真】中間貯蔵施設設置反対の要請書を佐賀県唐津市の吉田勝利副市長(右)に手渡す呼子町区長連絡協議会の大森登至郎会長=7日午前11時すぎ、唐津市役所

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中間貯蔵施設反対を 呼子区長、唐津市に要請
佐賀新聞(2009/04/07)

 東松浦郡玄海町で、使用済み核燃料の中間貯蔵施設建設計画が表面化した問題で、唐津市呼子町の区長連絡協議会(大森登至郎会長)は7日、坂井俊之市長に「反対の態度をとってほしい」とする要請書を提出した。

 要請書は、岸本英雄・玄海町長が「プルサーマルと中間貯蔵施設はセットで考えている」と述べたことや、九州電力が施設設置の方針を示したことを「水面下の計画進行がうかがえる」と指摘。観光や産業への風評被害が懸念されるとして、プルサーマルを含め「関係機関に計画をやめるよう働きかけを」と求めている。

 大森会長は「防災道路もなく事故があれば観光客はいなくなる。どこまで安全か分からない」と、要請書を提出。吉田勝利副市長は「市長に伝え玄海町や県の動きを注視したい」と話した。

 同協議会はこの日、九州電力にも同様の要請書を提出。8日には同市議会と玄海町を訪れ、今後は県にも考えを伝える。



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