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MOX工場11月着工

MOX工場11月着工 国の耐震評価受け原燃
陸奥新報(2009/04/17)

MOX工場11月着工 六ケ所村に建設予定のMOX(ウラン・プルトニウム混合酸化物)燃料加工施設について、日本原燃は16日、今年11月に着工すると発表した。経産相の諮問機関・総合資源エネルギー調査会のグループ会議で、加工施設に関する原燃の耐震評価が妥当とされたことを受け、判断した。また施設の耐震強化などに伴い、工事費が当初の計画から600億円増加し、約1900億円になることも明らかにした。

 加工施設では、再処理工場で使用済み核燃料から取り出したプルトニウムを利用し、MOX燃料を製造する。当初計画では2007年4月に着工を予定したが、国の耐震設計審査指針が改定されたことにより同年2月に着工を半年間延期した。
 同年7月には新潟県中越沖地震が発生、さらにその後、施設の北西に活断層「横浜断層」が存在することが判明したため、原燃の調査や国の安全審査が長期化。時期を示せないまま、加工施設の着工は延期されていた。
 総合資源エネルギー調査会は14日にグループ会議を開き、横浜断層による地震動は加工施設の安全性に影響しないと評価。会議の結果を受け、原燃は今後の安全審査や認可申請などの日程を考慮し、今年11月に着工できると判断した。
 原燃は同日、核燃料物質加工事業許可申請書を一部補正し、経産相あてに提出。着工を11月、操業開始を15年6月とし、工事費を1300億円から1900億円に変更した。増額は新潟県中越沖地震から得た知見を反映し、耐震性を強化したことなどによるもの。
 また、原燃は加工施設の耐震安全性評価報告書も一部補正。横浜断層による地震動を評価した結果、施設の耐震安全性は確保されているとした。

【写真説明】MOX燃料加工施設の外観イメージ図(日本原燃のホームページより)



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