◎MOX燃料自主検査結果 県、九電の説明受ける
(佐賀新聞:2009年10月10日)
協議終了後県議会に報告、時期は未定
九州電力玄海原発3号機のプルサーマルで使用するMOX燃料の自主検査項目や結果について、佐賀県は9日、同社から説明を受けていることを明らかにした。協議が終わり次第、県議会に報告するが、時期は未定としている。
関西電力が国の検査前に実施したMOX燃料の自主検査で「不合格」の燃料が出た問題を受け、県は県議会で九電に自主検査の項目と結果の説明を求め、議会に報告すると答弁している。
この日、プルサーマル中止を申し入れた
日本科学者会議との協議の中で、県原子力安全対策課の田代典久課長が「現在、九電から検査項目やデータの説明を受けている。まとまれば議会に報告する」と述べた。
また、市民団体のウェブサイトに関電の自主検査項目が掲載されており、県は関電に掲載内容に間違いがないことを確認した。検査項目は「核分裂性プルトニウム含有率」「全不純物総量」など7項目とその他4項目となっているが、どの項目で不合格だったかは明らかにしなかったという。