私の小さい頃は、田圃にはレンゲが植えられていました。
そのレンゲ畑の中を、よく転げまわって遊んだものです。
昔の農家では労働力や堆肥を取るために牛馬を飼っていて、その餌にしていました。
また、そのまま鋤き込んで緑肥としても用いられました。
最近は転作作物として穀物や野菜づくり等の作付が多く、レンゲを植える農家はめっきり減りましたね。
これは意外に知られていませんが、レンゲは正式な和名は
『ゲンゲ(紫雲英)』です。
分類もマメ科
ゲンゲ属なのですが、
レンゲ属と間違って表記された物を見かけます。
それに笑い話でラーメンのスープ等を掬う
「蓮華(れんげ)」と、混同されたりしましね。
ちなみに下記の新聞記事の中の
「ふうぞう」は、佐賀県東部地方の方言です。
◎佐賀新聞(2008/04/25)
レンゲ畑で大はしゃぎ みやき町の園児
みやき町天建寺の農家、岡哲男さん(72)のレンゲ畑に25日、幼稚園児約20人が訪れ、園児たちは寝転がったり、飛び跳ねたりしてはしゃぎ回った。
レンゲ畑で遊んだのは近くの筑水幼稚園(矢俣昭水園長)の2歳児たち。約3000平方メートルの畑には、岡さんが9月下旬に種をまいたレンゲ(ふうぞう)がびっしりと茂り、愛らしい紫色の花をつけた。
晴天に恵まれたこの日、子どもたちはレンゲ畑の中で追いかけっこやボール遊びをし、笑顔をはじけさせて友だちとじゃれ合った。岡さんは「子どもたちの楽しそうな顔を見て元気がでた」と目を細めていた。
【写真】一面に広がるレンゲ畑の中、はしゃぎ回る園児たち=みやき町天建寺
筑水幼稚園
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