被災者をNPOとつないで支える合同プロジェクト


許せません!

 何も関係ない一般市民を巻き込んだこの事件、絶対に許せません!
 失われた命は絶対に戻りませんが、一刻も早い解決を切に望みます!


◎佐賀新聞(2007/11/11)

 射殺被害者病室に以前、暴力団親交者入院
 武雄市朝日町の篠田整形外科で8日朝、入院患者の男性が射殺された事件で、被害者の建築板金業、宮元洋さん(34)=同市山内町三間坂=が撃たれた病室(個室)には先月末まで、暴力団九州誠道会と親交のある男性が入院していたことが10日、分かった。県警の捜査本部は人違いで撃たれた可能性があるとみて、男性の背後関係も含め慎重に捜査を進めている。

 調べでは、宮元さんはラグビーの試合でアキレスけんを切り、治療のため10月2日から入院。当初はナースステーションに近い11号室にいたが、13日に最も端の1号室へ、23日に射殺現場となった3号室に移っていた。

 関係者の話によると男性は事故で入院し、宮元さんと交代する形で3号室から1号室に移ったとみられ、11月初めに退院した。

 病院の説明では、現場の病室には10月以降、宮元さんの前に3人の男性患者が順に入っていたという。この3人について「組員とは聞いていない。もし事前に知っていれば入院させない」としている。

 病院2階には19の個室が並び、患者の回復に応じて病室の移動は頻繁に行われていた。

 警察庁刑事局組織犯罪対策部の宮本和夫部長が10日、捜査本部と事件現場を視察した。宮本部長は「病院という静閑なところで拳銃が使われ、一般市民が犠牲になった凶悪かつ悪質な犯行」と語り、早期解決へ全力を挙げるように指示した。

 捜査本部は同日から、情報提供の専用回線を設置。9日に公開した病院の防犯カメラに映っていた容疑者の画像については、県内外から数件の情報提供があった。中には匿名で「自分が知る暴力団幹部に似ている」という情報もあるが、特定には至っていないという。
許せません!
許せません!

 事件後初の週末 子どもの生活に影響
 武雄市の病院で入院患者の宮元洋さんが射殺され3日。週末を迎えた10日、絶好の「外出日和」になったが、笑い声や歓声が普段は挙がる公園などで子どもたちの姿はまばらだった。中には外出を控えさせる保護者もおり、市民は凶悪事件の早期解決を願いながら、息を潜め暮らしている。

 この日は秋晴れ。「普段なら外で遊ばせるんですけどね。事件の直後だし、さすがに控えさせました」。中学生の息子2人と小学生の娘を持つ市内のパート女性(38)はこの朝は、くぎを刺した。子どもたちはテレビを見たりして過ごしたという。

 小学生と幼稚園児2人の母親(39)は、事件から子どもをまったく外に出していない。「誰が犠牲になってもおかしくない。とにかく早く犯人を捕まえてほしい」。小学校は集団登下校だが、朝は自主的に車で送っているという。

 当面の学校行事にも影響が出ている。事件現場付近の朝日小では、11日に予定されていた授業参観が中止。併せて実施されることになっていた教育講演会も来年2月に延期となった。

 10日に文化学習発表会を予定通り実施した武雄北中は、登下校時に教職員らが通学路などに立ち、終了後は一斉下校など、中学としては異例の措置を取った。
許せません!

 発生から3日 解決の糸口見えず
 入院中の市民の命を奪った射殺事件。暴力団関係者と人違いされ、巻き込まれた可能性が強まっているが、解決の糸口はまだ見えてこない。発生から3日間で明らかになった情報をまとめた。

 【事件現場】事件が起きた武雄市朝日町の篠田整形外科。全室個室で8日午前7時40分ごろ、被害者の宮元洋さん(34)は2階の「3号室」で撃たれた。
 病院は夜間、警備会社の警備システムで管理。2階は当直の看護師2人だけだった。午前6時半に警備システムのオートロックは解除。自由に出入りできた状態で、事件当時も約10人が待合室にいた。
 犯人は正面玄関から入り、待合室を横切って2階へ。ナースステーション前を通らず3号室に進み、凶行後は同じ経路で病院を出た。管理体制が整っていない無防備な時間帯。しかも侵入から最短距離で、迷いなく名札のない病室を目指していることから計画的犯行という見方が強い。

 【犯人像】病院によると計17台の防犯カメラを設置。正面玄関に向けられた1台が犯人とみられる中年風の男を映していた。
 身長160―170センチ。中肉中背で、茶色のジャンパーにベージュのズボン、黒のニット帽、サングラスという画像は、看護師や入院患者の目撃証言とも合致する。県警が防犯カメラの画像を一般公開し、10日までに3件の情報が寄せられている。

 【凶器】犯人が使用したのは回転式の拳銃とみられる。4発撃たれ、宮元さんは立った状態で正面から2発を受けた。1発は左肩から右背中を貫通し致命傷になったとみられる。
 男は玄関を入り周囲をうかがい階段を上り、約3分間後には病院から出た。落ち着き払ったそぶりと、犯行の荒っぽさは暴力団の手口をうかがわせ、県警は発射した銃が過去の暴力団抗争に使われていないか、弾丸の線状痕の鑑定を急いでいる。

 【逃走車】目撃情報などから犯人が乗ってきた車は白っぽいツートンカラーの国産高級セダンとみられる。病院を出た後、西方面に走り去った。病院は長崎自動車道武雄北方インターチェンジから直線距離で約2・5キロの位置にあり、西日本高速道路九州支社からビデオ映像が提出され、捜査本部は解析を急いでいる。
許せません!



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