拍子木を打ちながら、可愛い声で「火の用心」。
幼年消防クラブの園児達の声に、大人も思わず煙草の火を消しますね。
財団法人日本防火協会
唐津市立唐津幼稚園
拍子木
◎佐賀新聞(2008/04/08)
唐津幼稚園と大川内山婦人 防火で全国表彰
地域のリーダーとして防火や防災活動に取り組んでいる県内2つの団体がこのほど全国表彰された。
唐津市立唐津幼稚園(橋本百合子園長、83人)の幼年消防クラブと伊万里市の大川内山婦人防火クラブ(冨永弘子代表、29人)。日ごろから防火を呼びかけたり、防災研修を開いている。
表彰は、
財団法人日本防火協会が5年ごとに行う「自治体消防制度60周年記念表彰」。全国で111団体を選定した。
唐津幼稚園は1989年に結成。毎年秋には、拍子木を打ちながら地域を巡回してたばこのポイ捨てや火遊びを防ごうと呼びかけ、市の出初め式でも毎年、鼓笛隊が演奏を披露、防火への意識を高めている。
橋本園長は「受賞は卒園生や保護者らの取り組みの成果。これからも園児には火の大切さと怖さを学んでほしい」と話した。
大川内山婦人防火クラブは81年に結成し、ポンプを使った初期消火訓練を定期的に行うほか、地域の研修会で子どもたちにも防火の心構えを伝えており、火を扱う機会の多い窯元が立ち並ぶ地域で約10年間、“火災ゼロ”を続けている。
冨永代表は「メンバー全員が消火作業ができるようにしている。訓練を通じて防火意識の大切さを深めていきたい」と話す。
【写真】防火を呼びかける活動で表彰を受けた唐津幼稚園の幼年消防クラブ=唐津市の同幼稚園
