有明海は、福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県によって囲まれている九州最大の湾である。
遠浅で潮の干満が日本一激しい事から、独特の生態系を持つ海です。
その中でも特に有名なにが「ムツゴロウ(鯥五郎)」です。
スズキ目ハゼ亜目ハゼ科に属する魚で、干潟で生活する魚として知られています。
ムツゴロウ 手前はカニの一種「
オマネキ」
有明海沿岸の人たちが泥干潟で漁をする時に使う2メートルくらいの押し板、前に獲物を入れる桶や漁具を載せ、片膝立の状態で乗り、もう一方の足で泥を蹴りながら干潟に滑り出して行く、地元ではスイタとも言われます。
潟スキー
そんな干潟を一般の方に開放する「潟開き」の神事が、今日19日の行われました。
干潟遊びの最大にイベントは、6月1日に開催される「
鹿島ガタリンピック」です。
全国的にも有名になり、今年で24回を数えます。
潟スキー競争 地元の漁師さんも同じ方法で移動します。
自転車競走 細い板の上を走ります。バランスを取るのが大変。
潟最高! 老いも若きも、男も女も泥まみれ。
◎佐賀新聞(2008/04/19)
泥まみれ楽しむ 鹿島で潟開き
干潟遊びシーズンの到来を告げる「潟開き」が19日、鹿島市の七浦海浜スポーツ公園であった。安全や豊漁を祈願する神事の後、地元小学生8人が干潟に一番乗り。児童らは泥をかけ合ったり、潟スキーを体験し、有明海の自然環境を楽しんだ。
暖かい日差しのもと、桑原允彦市長ら約40人が出席して神事を行った。堤防では同市の「小宮道新地節保存会」のメンバー約20人が、土や石を運ぶ畚(もっこ)を手に「潟いな踊り」を披露した。
続いて、鹿島ボーイスカウトの小学生らが干潟へ。最初は慎重に足を入れていたものの、慣れると歓声を上げながら、泥遊びに興じた。顔を泥で塗りたくり、体ごと飛び込む子どもも。「泥が重くて潟スキーは難しい」「泥を投げ合って、すかっとした」と喜んだ。
修学旅行などで干潟体験をする予約は現時点で平年並みの70件。1万5000人の来場を見込んでいる。
【写真】泥まみれになって、干潟体験を楽しむ小学生たち=鹿島市音成の
七浦海浜スポーツ公園